悲観で買い、楽観で売る

押し目とみるか、トレンド転換とみるかが運命の分かれ道

FXや暗号資産(仮想通貨)をトレードする場合、売買タイミングが命というのは皆分かってる。

そして、トレーダーの多くは「いつも自分がエントリーした途端に逆に動き始める」という経験をしているはず(笑)

これって相場の見方がまずいのかなと思います。

エントリーする時って、ついつい上がり続けている(逆も同じなので割愛)銘柄に飛びつきたくなるものですよね。

暗号資産(仮想通貨)でこの傾向は顕著に感じます。

でも、上がり続けているということはあなたより前により良い位置で買っている人がそれだけ沢山いるということですよね。

彼ら(彼女ら)は、どこかで利確してきます。つまり売ってきます。

どこで売るか?

ぐんぐん上がってる時でかつ何らかの節目(過去のヘッド部分だったりキリ番だったり)に到達した時です。

そうやって大きな利確が出たり、あるいはバッドニュースが出たりすると、「やばい」と思って多くの人が売って価格がグッと一気に下がります。

いわゆるパニック売り。

ちなみに、突発的なバッドニュースによる下落であっても、初期に相場に入れた人は利確できているものです。

ぐんぐん上がっているのを見てから買った人は、こうした下落でマイナスになります。

この時、恐怖一色になっています。

「あ~どうしよどうしよ。売ろうかな。踏ん張ろうかな。」と悩みます。

そんなことをしている間にまだまだ下がります。

そして「もうダメだ!売っちゃえ!」と売ります。損切りですね。

※この時の買い手はもしかしたら最初に売って利確した人たちかもしれません。まさに養分!

実は、悩んでいる間に売り手は大体いなくなっています。

売り手がいなくなるということは買い手が多くなるわけで、相場は上がっていきます。

そしてあなたは「あ~何だよ!もう少し我慢しておけばよかった!」と苦い思いをします。

こうしてまた相場は上がり始めます。で、冒頭に戻ります。

話が長くなりましたが、ここから得られる教訓は「悲観で買い、楽観で売る」ということです。

皆が「やべー!逃げろー!」という時に買い、「このまま永遠に上がり続けるんじゃないか?」という時に売ろうということです。

FXismの及川氏もたびたび「怖いなって思うところが実は一番いいエントリーポイントなんだ」って口にされます。

どこが悲観のピークでどこが楽観のピークかを読むのは困難ですが、基本的な心構えとして持っておくと良いのではないでしょうか。

これって要するに押し目買いのことです。

ただ、押し目かと思ったら、実は本格的なトレンド転換のサインだったという可能性もありますので、押し目や戻りの過信は禁物です!

「相場が急激に動いた?!」でも、まずはコーヒーでも飲んで気持ちを落ち着けましょう。焦って良いことはありませんからね。

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