EAと裁量は上手に棲み分けしよう

裁量はアナログで

「裁量トレードで勝てる方法をそのままEAにすればいい」という考えを持ってらっしゃる方がいると思いますが、それは必ずしも適切ではありません。

裁量でトレードする際は、デジタルではなくアナログで状況判断していきますよね。

ローソク足やMA、その他指標を鳥瞰して、過去の経験値から「そろそろ下げそうだな」とか「まだしばらく横ばいになりそうだな」とかを感じて、エントリーあるいは決済します。

裁量は経験がものを言う世界です。職人の世界に近いかもしれません。

無論、ある程度のシステム化(ルール化)は可能です。

しかし、完全なシステム化は困難でしょう。

それが証拠に優秀と言われているFX教材を100名が読んで、みんなが全く同じポイントでエントリーと決済を行うでしょうか?

答えはNOですね。

どうしたってルール化しきれない部分が残ります。そのため、人によって判断が変わってきます(性格や価値観の違いも影響します)。

そういうものです。

人間はアナログな生き物であり、形状や雰囲気を読み解くのが得意です。

「ここまでずっと一本調子で上昇してきていて、一度大きな下落があった。そしてすぐに値を戻して、今下落前まで戻った。ここは跳ね返されてダブルトップになる可能性が高いだろう。」みたいな読み解きが人間は得意です。

当然、裁量トレーダーが作り上げるルールは人間にとって都合のいいものになっています。

裁量ルールは文章や図で表現されると言えば伝わりますでしょうか?

デジタルな数値と計算式のみで構成された裁量教材なんてまずないですよね?(そもそも読みづらいですしね)

EAはデジタルで

EAは文章や図を理解することはできません。

EAが理解できるものは数値と計算式のみです。

裁量トレードの手法をEA化するということは、文章や図を強引にでも数値と計算式に置き換える必要があるということです。

そのため、どうしても歪というか、ズレというか、とにかく無理が出てきます。

その無理のために、裁量トレードのEA化では成績が出ないことがよくあるのです。

これはそもそも発想が間違っています。

裁量には裁量に向いた手法があり、EAにはEAに向いた手法があるのです。

EAに向いた手法とは、ずばり数値と計算式のみで構成された手法です。

あるいは「いつ」かは分からないが「いつ」かは起きることが想定される手法です。

具体例を挙げるなら、トラリピ等のグリッドトレードや裁定取引(アービトラージ)でしょう。

EA(コンピューター)は24時間、同じ計算を複数チャートで同時に正確に繰り返すことが大の得意です。

トラリピを人力で再現し続けるのは不可能と言っていいでしょう。

アービトラージも同様ですね。

いつグリッドに到達するかいつ価格の歪みが生まれるか分からない中で、訪れた一瞬のチャンスをキャッチすることなぞ不可能な話です。

EAと裁量で得意分野が異なることを念頭に入れるべし

上述した通り、裁量に向いた手法、EAに向いた手法というのが存在します。

そのため、お互いの短所を埋める方向を目指すのではなく、長所を伸ばす方向で考える方が建設的でしょう。

「EAを作りたいなら最初からEAが得意な手法を考案する。」

「裁量ルールを作りたいなら最初から人間が得意な手法を考案する。」

この棲み分けこそが両者のポテンシャルを最大限引き出すコツだと私は考えています。

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