Tradeview(トレードビュー)の徹底評価

Tradeviewの基本情報

Tradeview(トレードビュー)は、2004年に創業した、ニューヨークにメインオフィスを構える海外FX業者です。

ケイマン諸島金融庁(CIMA)、ラブアン島金融庁(LFSA)の金融ライセンスを取得しています。

業界一の極小スプレッド、高い約定力、完全なるA-book(呑み行為を行わない)ということで、その人気は年々高まっています。

入金ボーナス等のキャンペーンは一切なく、飾り気もないので、スペック重視の中級者以上がターゲットという印象です。

日本語サービスを開始した2016年からお付き合いさせていただいており、COOやマネージングディレクターとは何度もお会いしており、最も信頼を置けるFX業者です。

お会いした時の写真やお話はこちらこちらこちらをご覧ください。

色々とわがままも聞いていただいており、総合的にはイチオシのFX業者です!

まずは、基本的な情報から整理していきましょう。

会社情報

ブランド名 Tradeview
会社名 ①Tradeview LTD (ケイマン)
②TVM Global (ラブアン)
③Tradeview Financial Markets SAC (ペルー)
設立 ①2004年
②2019年
③2019年
会社住所(登記) ①Grand Cayman, KY1-1002; 103 S Church Street. Harbour Place, 4th floor, Cayman Islands
②1st Floor,Block F Lazenda Warehouse 3 Jalan Ranca Ranca 87000 F. T. Labuan, Malaysia
③Los Mirtos 239 Urb. San Eugenio, Lince, Lima – Perú
金融ライセンス ①Cayman Island Monetary Authority (CIMA) License # 585163
②Labuan Financial Services Authority (LFSA) License # MB/19/0037
日本語サポート あり(日本人スタッフ)
分別管理 あり
信託保全 あり(最大35,000ドル補償)
外部監査 あり

口座情報

「秘密あり」の内容を知りたい方はお問合せからご質問いただければ、個別にお伝えいたします。

複数口座間での両建ては禁止とか裁定取引(アービトラージ)は禁止と記載しているサイトがありますが、それは間違いです。一切禁止されておりません(確認済)。

ポジション数が無制限と書かれているサイトもありますが、それも間違いです。200個までしか持てません(MT4で確認済)。

口座維持手数料が50ドルと書かれているサイトもありますが、それも間違いです。一度でもトレードするか入金さえすえば資金は戻されます(確認済)。

信頼性

ケイマン諸島とラブアン島の金融ライセンスを取得

Tradeviewは英国領ケイマン諸島の最高金融監督機関であるケイマン諸島金融庁(CIMA)の金融ライセンスを取得しています。ライセンス番号は「585163」です。

ケイマン諸島は英国法を基礎とした高度な法体制を有しています。あまり馴染みのない名前ですが、日本の金融庁と同じIOSCO(証券監督者国際機構)の会員で、信頼性は高いと言えます。

2020年から日本居住者向けサービスはペルー法人に移行していますが、運営やサーバーなどは依然としてCIMA管理下となっています。

ちなみに、スペインでも同じ方法を取られています。

他にもマレーシア経済特区ラブアン島金融庁(LFSA)の金融ライセンスも取得しています。ライセンス番号は「MB/19/0037」です。

さらに、イギリス(FCA)、マルタ共和国(MFSA)でもライセンスを申請中、モーリシャスは申請準備中ということで、FX業者としての信頼度がどんどん上がっております。

CIMAのライセンス情報はCIMAのWebサイトで「Regulated Sectors」-「Securities」-「Statistics」を開き、一番下にある「Quarterly List of Securities Investment Business Licensees – 30 September 2020*」をクリックすれば確認できます。

Tradeview_CIMAライセンス

LFSAのライセンス情報はLFSAのWebサイトで「Areas of Business」-「Financial Services」-「Money Broking」を開けば確認できます。あるいは、一番上にある「DOWNLOAD THIS FILE」をクリックしてダウンロードしてください。

Tradeview_LFSAライセンス

TVM Globalって書いてありますが、Tradeviewのことです。こちらを見れば分かります。

35,000ドルまでの信託保全

Tradeviewは金融規制法に基づきトレーダーの口座資金を銀行に信託することで会社資金と完全区分しています。具体的には独立した会計機関であるGC PARTNERSにより分別管理されています。

また、世界最大の保険会社LOCKTONと契約しており、Tradeviewが万が一破綻しても、最大35,000ドルまで補償される信託保全を完備しています。

顧客資金がTradeviewの運営資金に使われることも、経営破綻して預けた資金が戻ってこないこともありません。

Tradeview_LOCKTON資金保全

第三者機関による定期監査

Tradeviewは内部監査だけでなく外部監査を定期的に受けています。

下記はRakin Berkower (Cayman) Ltdによる監査報告書です。

Tradeview_外部監査報告書1

Tradeview_外部監査報告書2

Tradeview経営層との定期的なコミュニケーション

冒頭に記載した通り、Tradeviewの方と何度も直接お会いしており、コミュニケーションを重ねています。

その都度、真面目な方たちだなぁという印象を受けております。

私が実際にお会いしたことがあるのはCOOのBEN SADGROVE氏とマネージングディレクター(常務に相当)のKENGO YAMADA氏です。

Tradeview_組織図

冒頭のリンクで写真を見てもらえれば嘘でないことは分かるかと思いますが、4年前に初めてお会いした時に頂いた2名の名刺も載せておきます。

Tradeview_名刺

蛇足ですが、当時、山田さんはアカウントマネージャー。随分出世されたなぁと感慨深いです(笑)。

トレード環境

利益相反なしのA-book

TradeviewはNDD方式(ECNとSTPの両方)を採用している完全なA-book業者です。

他方、トレーダーの注文を呑むFX業者はB-book業者といいます。

B-bookの場合、トレーダーの利益はFX業者の損失となり、トレーダーの損失はFX業者の利益となります。つまり、利益相反です。

B-bookだと、長期的なwin-winの関係を築けません。

TradeviewはA-bookのため、注文はそのままインターバンクへ流されます。

業界一の極小スプレッドと高い約定力

インターバンクといっても、それを構成するリクイディティプロバイダー(LP)の数や質がしょぼいとまともに約定してくれません。

Tradeviewは50社以上の大手LPの中から最適な価格が提示されるシステムを採用しているため、業界一の極小スプレッドを実現でき、かつ高ロットでも難なく約定してくれます。

Tradeview_LP

Tradeview_ILCイメージ

ちなみに、どれくらいスプレッドが狭いかというと、ECNであるILC口座なら、EURUSDなら0.0pips~0.2pipsという狭さ。スプレッドが高くなりがちなGBPJPYでも1pips未満という驚異的な数字です!

Tradeview_スプレッド

以下の記事でライブ口座のスプレッドを1週間計測した結果も掲載しております。ご参考になさってください。

autoFX

日本時間の早朝時間帯以外なら0.5pips未満を維持 たかがスプレッド。されどスプレッド。 地味なのにトレードの成績に大…

ILC口座の場合、別途取引手数料が別途かかりますが、こちらも業界最安級の1ロット5ドル(0.5pips相当)ですので、スプレッドと合わせても非常に安いことが分かるかと思います。

また、Tradeviewは高速回線で接続されているエクイニクス社のデータセンターを利用しています。

Tradeviewのサーバーをエクイニクス社のデータセンター(MT4はロンドンにあるEquinix LD4。MT5はニューヨークにあるEquinix NY4)に設置することで、その高速回線により約定スピードを高めています。

安心感

追証なしのゼロカット

Tradeviewは他の海外FX業者同様、追証なしのゼロカットを採用しています。

万が一、口座がマイナスになってしまってもTradeviewが補填してゼロにしてくれます。

日本の国内FX業者のような追証を要求される心配はありません。

ハイレバトレードを存分に楽しめます。

取引制限は一切なし

Tradeviewはスキャルピング、両建て、アービトラージ、経済指標前後、自動売買等の取引制限は一切ありません。

他のFX業者では何かしらの制約を設けることが殆どの中、これは有難いですよね。

出金トラブルなし

「出金手続きに問題はないのに出金拒否された」という話は私の周りでは聞いたことがありません。

※クレジットカードで入金した分を海外送金で出金しようとしている等、出金ルールを知らない一部の顧客が騒いでいるケースはあるかもしれません。

FX業者レビューサイトの定番Forex Peace Armyをチェックしましたが、★★★★☆で評判は上々です。

勿論、私も出金できなかったことは一度もありません。

クイックレスポンスの日本語サポート

Tradeviewには日本人のサポート担当者がいます。回答はとても早いです。営業日であれば数時間以内には回答を頂けます。

海外の企業でありがちなテンプレ回答ではなく、質問に対してきちんとご回答いただける点もGOODです。

私は紹介者という立場から、細かい質問やクレームもあげていますが、全てに回答する姿勢はとても好感を持てます。

Tradeview側で作業ミスがあった場合もしっかりそれを認めた上で改善することを明言される点も見逃せません。

ラグビーの公式スポンサー

Tradeviewの経営層にはラグビー出身者が多くいらっしゃいます(COOの写真を見れば、そのガタイの良さで分かるかと思います)。

その関係で、Tradeviewはアマチュアやプロのラグビーチームの公式スポンサーになっています。

プロスポーツチームの公式スポンサーになるには一定の審査があるでしょうから、そういう意味でも安心感はあります。

取引プラットフォーム

Tradeviewの取引プラットフォームは全部で4種類です。

  • MT4(メタトレーダー4)
  • MT5(メタトレーダー5)
  • cTrader
  • CURRENEX

MT4はお馴染みですね。最新のMT5も使えます。

MT4ロゴ

MT5ロゴ

それだけなく、スキャルピングする人に好まれるcTraderも採用しています。

cTraderロゴ

cTraderを扱っているFX業者は、2020/12時点でTradeview、FxPro、Axioryぐらいなので、cTrader好きならそれだけでTradeviewを選ぶ理由になるかもしれませんね。

CURRENEXは…使っている人を見たことありません。無理に選ぶメリットもないでしょう。

法人口座も開設可能

個人は勿論のこと、日本法人も口座を開設することができます。

必要書類も全て日本語でOKです。

私も個人、法人両方の口座を開設しています。

残念なところ

ここまで良いところをお伝えしてきましたが、Tradeviewのここはちょっと…という点も挙げてみます。

ぜひ改善してほしいところです。

会員サイト等の情報システムが貧弱

これはTradeviewも認めているのですが、会員サイト等の情報システムが弱いです。

Tradeviewはトレードに直接関係するところには非常に力を入れる一方で、情報システム等には重きを置きません。徹底しています。

恐らく社内システムにもあまりお金をかけていないと思われます。

そのためか、良くも悪くもマンパワーに頼っている感を強く感じます。

実際、新規口座開設の申請が多すぎて、受付を一時停止していた時期もあるぐらいでした。

「自動化しないのですか?」って質問したこともあるのですが(余計なお世話ですね)、なかなか話は進まないようです。

デモサーバーが稀に数時間単位で固まる

上記に関連するのだと思うのですが、デモサーバーが数時間単位で固まったことが以前何度かありました。

現在はサーバーを増強しているので、大丈夫だと思います。

サーバー監視システム、導入していないのでしょうか…。

それともデモサーバーだから別にいいやってことなのでしょうか。

日本人スタッフの教育や対応が追い付いていない

サポートの回答は早いのですが、回答内容がイマイチなことがあります。

昔は山田氏が直接回答されており、回答のスピードも品質も良かったのですが、現在は偉くなってしまったので、若手がサポートを担当しています。

Tradeviewの人気が出過ぎて多忙になり、若手の教育がちょっと行き届いていないようです。

情報システムをもっと強化して口座開設とか諸々のルーティンワークを自動化すれば、作業が減って教育に工数割けられるし、自動化でミスも減るしで良いことづくめだと思うんですけどねぇ。

休眠口座は資金移動や凍結

トレードしないまま6ヶ月経過すると、その口座の資金は別の場所に資金移動されます。

なぜ休眠口座の資金を強制的に移動するのかと言いますと、「CIMAからの監査の際に取引口座に資金が取引に使われることなく保管されていることが問題となる為に、一時的に資金移動されるもので手数料というよりも監査の際に問題視されないように口座を維持する意味合い」という理由のためです。

移動してしまった資金は一度でもトレードするか入金すればちゃんと返してくれますので、その点はご安心ください。

口座維持管理料ではありません。

それと資金の入っていない0円のライブ口座はしばらくすると凍結されます。

企業としてちゃんとしていることの証でもあるのですが、トレーダーからするとデメリットに感じてしまうでしょう。

こちらも申請すれば凍結解除してくれますので、ご安心ください。

キャンペーンが一切ない

入金ボーナス等のキャンペーンは一切ありません。

実は、それがA-bookの証でもあります。

派手なキャンペーン(100万円までなら入金額と同等のクレジットを付与する等)を打っているFX業者はほぼB-bookとみて間違いありません。

名誉のために書きますが、B-book=悪ではありません。B-bookにもメリットがありますし、ビジネスモデルの違いでしかありません。

うまく勝てない初心者の間は、むしろB-bookのFX業者の方がボーナスを貰えて良いでしょう。

Tradeviewが中級者以上向けと言われるのは、A-bookで利益相反しない上に取引コストが安いので、ロット上げてがっつりトレードできるためです。

ロスカット水準が100%と高い

インターバンクに注文を流すからこそ、ロスカット水準は100%と高めになっています。

これもA-bookの証の1つです。

A-book業者がロスカット水準を低くし過ぎると、もしポジションが何らかのニュース等で急激にマイナスに向かった時、ロスカットのタイミングが遅れて、証拠金がマイナスになってしまうリスクが高くなります。

そのマイナスは勝手に消えるものではありませんから、誰かが補填しなければなりません。

そのマイナス分をFX業者が補填するのがゼロカットですよね。

A-bookのFX業者は取引の仲介役に徹するわけなので、トレーダーが勝とうが負けて借金背負おうがトレーダーに委ねるのが本来のあるべき姿です。

追証もトレーダーの自己責任なんです、ほんとは。

でも追証ありにするとトレーダーが寄り付かないため、やむを得ずゼロカットを採用しているというわけです。

その代わり、できるだけゼロカットが発動しないように、ロスカット水準を高めにしているんですね。

入出金方法

入金(お勧めはbitwallet)

Tradeview_入金方法

入金方法は非常に多く存在していますが、手数料の安さ、入金の手軽さ、どちらをみてもbitwallet一択でしょう。

海外サービス(という体裁)ですが、Webサイトは日本語化されていますし、日本人スタッフがサポートしてくれます。

国内銀行振込を使ったbitwallet入金であれば、入金手数料は完全無料です。

国内銀行→bitwalletへの入金も無料ですし、bitwallet→Tradeview口座への入金も無料です。

ただし、国内銀行の振込手数料だけは必要です(オンライン専業銀行であればそれも無料にできることが大半)。

通常は、1営業日以内にTradeviewの口座に反映されます。

出金(お勧めはbitwallet)

出金方法も豊富ですが、こちらもbitwallet一択でしょう。入金分だけでなく利益分も一緒に出金できます。

入金の逆の手順を行うだけで簡単に出金できます。

bitwalletによる出金には824円の手数料がかかりますが、海外銀行送金で出金しようとすると、4千円~1万円程度の手数料が発生することを考えると破格の安さです。

さらに、一定額以上の利用があると、アカウントステイタスがアップして割引を受けられます!

ただ、2020/10/1の仕様変更で、個人アカウントの1回の出金上限額は50万円までとなり、法人アカウントの出金には824円に加えて0.8%の手数料が必要になりました。

通常は、1営業日以内にbitwalletの口座に着金します。

口座開設

個人口座申請フォームにアクセスし、必要事項の入力と、身分証・現住所確認ファイルをアップロードして提出します。

Tradeview_個人口座申請フォーム

※画像をクリックすると、拡大されます。

最後の署名欄の入力にてこずると思います。

何にてこずるかと言いますと、マウスで入力してみれば分かると思いますが、ズレます。ズレまくります。

でも、ご安心ください。ぐちゃぐちゃになってもちゃんと承認されます。

「書きにくいんですけど、何とかなりませんか?」とクレームを入れたら、「点や線など何かが入力されていれば問題ございません。」という回答(笑)。

書き直そうとか考えなくてOKです。

無事申請が完了して口座開設されましたら、レバレッジの変更をお勧めします。

初期のレバレッジは100倍のため、最大まで増やしたい場合は、こちらから申請してください。

レバレッジの変更は入金されていることが条件ですので、ご注意ください。

個人口座を開設する

法人口座を開設する

まとめ

いかがでしたでしょうか?

トレード環境は申し分なく、会社としての信頼性、誠実さも十分です。

不満がないと言えば嘘になりますが、それでも総合的にみれば、日本語対応している海外FX業者でTradeviewに勝るところはそうそうないでしょう。

ぜひ、お試しいただけばと思います。

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