日本時間の早朝時間帯以外なら0.5pips未満を維持
たかがスプレッド。されどスプレッド。
地味なのにトレードの成績に大きな影響を与える憎い存在です。
そんなスプレッドをちゃんと調べてみようと思い、私が使っているTradeviewのライブサーバー(ILC口座)で、主要通貨ペアであるEURUSDとUSDJPYのスプレッドを1週間(2019/10/21-2019/10/25)計測してみました。
計測に使ったのは自分で作ったSpread Visualizerというインジケーター。
ティックごとにスプレッドをCSVファイルに出力し、それをチャートのサブウィンドウに時系列に表示してくれるインジケーターです。
正確にはローソク足ごとの平均、最大、最小のスプレッドを表示してくれます。
こんな感じです。
赤線が最大スプレッド、青線が最小スプレッド、黄線が平均スプレッドです。緑の数値は現在のスプレッドです。
スプレッドの時系列推移が見えるインジケーターってありそうでないんですよね。
だから自作してみました。こういう時、自分でEAやインジケーターを作成できるスキルがあると便利ですね。
さて、CSVファイルをエクセルで加工し、2019/10/21(月)のEURUSDのスプレッドをグラフ化してみました。
横軸はサーバ時間、縦軸がスプレッド(pips表記)です。他の日も大体同じような動きでしたので、10/21のみとしています。まぁデータ量が多すぎてグラフ化しにくかったということもあります。
グラフからサーバ時間の23:00~2:00(日本時間の5:00~8:00)の間でスプレッドが広くなっていることが分かります。
上記以外の時間帯ではスプレッドが狭いことも分かります。高くても0.5pips程度でした。
どれぐらい狭いかを説明するために、pips区間ごとのスプレッドの個数を表にまとめてみました。
なんとゼロスプレッドが1日の中で4割強も占めています!
0.2pips以下まで広げると1日の中で95%も占めています。驚異的な期間の狭さですね。
以下の記事で書いた通り、本当にスプレッドが狭くなっていることが実感できました。恐るべしTradeview。
元のCSVデータは以下からダウンロードできますので、ご自由にお使いください。
Tradeviewライブサーバー(ILC口座)のスプレッド
2019/10/21-2019/10/25
Spread Visualizerから出力したCSVファイルを少し加工したもの
Tradeviewライブサーバー(ILC口座)のスプレッド
2019/10/21-2019/10/25
Spread Visualizerから出力したCSVファイルを少し加工したもの
「スプレッドが0.1pips以下の時だけトレードする」といったかなり厳しめのスプレッドフィルターを使えば、結構勝ちやすいスキャルEAができるんじゃないかと期待しています。