言葉にしなければ伝わらない
本記事で一番伝えたいことは、作成を依頼するEAの品質をEA作成代行業者に頼ってしまうと、EA作成代行業者側の作業品質に大きく影響を受けてしまい、結果的に依頼者側が泣きを見かねないということです。不具合を指摘しても、仕様の一点張りで直してもらえず、仕方なく諦めたというご報告を過去に複数の方から伺っています。1を伝えて10を汲み取ってくれる素敵な業者に出会えるのが理想ですが、現実はイケてない業者も存在します。そうした業者でもきちんとしたEAに仕上げてもらうためには、自分のやり方を変えるしかありません。それと、本記事は意図的に強めの表現を用いましたが、やや攻撃的になり過ぎていましたので、一部訂正しました。
なにもFXに限った話ではないですが、あなたの考えたことは言葉にしないと伝わりません。
「これぐらいは言わなくても当たり前、常識」と思って伝えることをやめていませんか?
何が言いたいかと言いますと、EA作成代行業者にEAの制作を依頼する時、実現したいトレード手法をこれでもかってぐらい詳細に説明していますか?ってことを問いかけたいのです。
たとえば、「2つの移動平均線がクロスしたら」という条件があったとして、これを複数のEA作成代行業者に伝えたとしましょう。
全員が同じように解釈すると思いますか?
答えはNOです。
上からのクロスなのか下からのクロスなのか、はたまた両方なのか。分かりません。
確定足でのクロスなのか現在足(ティックがリアルタイムで動いている足)でのクロスなのかも分かりません。
文章で、図で、チャートで。トレード手法を150%伝える努力をしましょう。
100%じゃダメです。伝わり切りません。
もう50%上乗せして、過剰なくらいに説明してはじめて100%の理解に近づくのです。
説明する手間を惜しんではいけません。面倒がってはいけません。
説明量と完成度は比例します。
依頼側の説明量が少なければ、それだけ納品物の質が落ちる可能性が高くなります。
EA作成代行業者と納品物について揉めた経験のある方は、そのせいかもしれません。
ちなみに、口頭で説明して終わるのもNGです。必ず、言った言わない問題が発生します。
きちんとドキュメント化しましょう。すべては自分を守るためです。