遠回りでも自分でプログラミングすることが大事
巷には「EAを自作したいけど、コードを一から作るのは難しい」という人のために、EA自動作成ソフトなるものが出回っています。
これらのソフトの大半は、画面上に表示された項目に値を入力すると、その条件で自動的にコードを作成してくれる作りになっています。
確かに、プログラミング経験の浅い人や、どうしてもプログラミングと相性が悪い人にとっては、スキルが無くてもEAをすぐに自作できる便利なツールだと思いますし、一定のニーズを満たしてくれる頼もしい存在かもしれません。
しかし、私はEA自動作成ソフトを使うことに否定的です。
主な理由は、以下の通りです。
- GUI(ボタンやチェックボックス等)で操作する関係上、入力内容に限界があり、かゆい所に手が届かない
- コードは事実上ブラックボックス(しかも機械的で読解し難い)なので、意図しない動作の時に中身が理解できず、対処できない
- ソフトのバグがあっても気づき難いし、気づけても修正されるまで我慢するしかない
自分でコードを書くのは、最初は躓くことが多くて、辛くてしんどいと思います。現在プロの人だって最初は皆一緒です。でも、数をこなすことで必ず上達します。
EAの作成スキルの上達過程は指数関数的です。ある程度の期間を経ると、ブレイクスルーを迎える時期が来ます。「あ、これってそういう意味なんだ!」って閃く瞬間が訪れます。そうすると、一気にスキルが上昇します。それまでの辛抱です。
EAを自作したいならば、地道で大変かもしれませんが、MQL4を色々とプログラミングして、「あれ、何で動かないんだろ…」っていう思いを経験して、ググって調べて、またプログラミングしてを繰り返すことを私は強くお勧めします。それしか上達の道はありません。ショートカットはないのです。
千里の道も一歩から。本ブログでMQL4プログラミングのお手伝いをさせていただきますので、一緒に頑張りましょう!!