エディット(OBJ_EDIT)を使って疑似的に実現
ラベル(OBJ_LABEL)をご存知でしょうか?
チャートの好きなところに文字なり記号なりを表示できて大変便利なオブジェクトです。
そんな便利なラベルには致命的な弱点が2つあります。
- 改行ができない
- 中央揃えと右揃えができない
前者の改行はどうすることもできず、ラベルを縦に2つ並べるしかありません。
他方、後者の中央揃えと右揃えもラベルとしてはどうすることもできません。そういう設定が存在しないのです。
ですが、疑似的な方法なら中央揃えや右揃えにすることが可能です。
その方法とはエディット(OBJ_EDIT)とOBJPROP_READONLYプロパティの併用です。
エディット(OBJ_EDIT)というのは入力可能なテキストボックスのことで、OBJPROP_ALIGNプロパティを使うことで左揃え、中央揃え、右揃えを設定できます。
他にもOBJPROP_READONLYプロパティというものがあり、これをtrueにすると、読んで字のごとく読み取り専用にします。
つまり、読み取り専用のテキストボックスを作ることで、ラベル化するわけです。
ただ、エディットには何かしらの背景色が塗られるので(背景色を透明にはできないので)、その点は要注意です。
背景色にclrNONEを設定しても透明にならないのはバグだと私は思うんですけどね。